宙に浮く雑記

日々感じたことをつらつらと記します

男子校や女子校は必要なのか

 こんにちは。白虎太朗です。今日は男子校や女子校といった「片方の性別のみが在籍する学校」について、自身の経験や考えを書こうと思います。ただし、あくまでも私自身の意見でありますので、「こういった考え方もあるのではないか」等の意見もあって当然だと思います。その際は是非コメントしていただければ幸いです。何しろ私はよく固定観念に囚われてしまいがちなのですから。

 

 私は高校時代を中高一貫校の男子校で過ごしました(中学は別な共学のところで、高校からの外部進学者でした)。そこは管内では進学校でありつつも、文武両道を掲げていた学校でした。そこで私は暗黒の時代を送ったのでした。楽しかった出来事が一度もなかった、という訳ではありませんが、辛かったり苦しかったりといった記憶の方が明らかに多かったです。そして人間らしさ、人情といったものを大きく失いました。加えて大学受験も現役では合格しましたが、希望していた大学には入ることができませんでした。もちろん自分の怠慢、勉強不足が一番の要因ではありますが、高校での様々な苦しい出来事も影響したのかなと考えております。

 さて、ここまで自分の過去を書いてきましたが、本題に入りましょう。

 結論から申し上げますと、現在ある校数ほどはいらないのでは無いかと思います。各都道府県に1校ずつ、人口密度の高い地域に2校ずつあるくらいで十分だと思います。たしかに歴史を辿ってみると男女別学校という存在は必要だったと思いますが、もう2021年です。教育を受ける開始時期は男女問わず一緒です。であればわざわざ分ける必要は無いと思います。

 ただし、完全に無くすことはしなくて良いと思います。片方の性別しかいないことで、人によっては異性の目を気にしなくて良いため、気を楽にして学生生活を送ることをできます。また教職員からしてみたら、片方の性別しかいないことで学校運営等で色々と楽になることが多いのかもしれません。さらには恋愛が校内で発生しにくい環境であることから、勉学に集中できたりするため、勉強のできるエリートを生み出す環境としては良いのかもしれません。実際偏差値上位の高校は男子校が多かったりしますもんね。

 しかし改めて考えてみると、片方の性別しかいない状況って良くないのではと感じます。ましてや大人になる前の成長期に、敢えてそういった環境下で生活をさせるのは酷なことだと思います。私もその犠牲者となってしまいました。学校は勉強するためだけの場所ではありません。家族以外の人間と過ごすための集団生活の術を学ぶ場所でもあると感じます。そのため片方の性別しかいない状況下で果たしてそれを学べるのかという疑問が出てきます。男女が平等に社会進出するというものも進んでおり、片方の性別しかいない状況も段々と減りつつあるように感じられます。そのため異性とのコミュニケーションができなかったりすると、後々致命的なことになると思います。私も大学在学中に何とか治してきましたが、まだまだ不完全なものであります。加えて、異性の目が無いために、若干のデリカシーから外れたことなら何をしてもいいという風潮が共学に比べて多くあるような気がします。そこから社会に出た際に物事の判別が付かない人間が少なからず現れるような気がします。

 さてさて、私怨が大きく現れてしまいました。皆が皆、男子校女子校出身だからといって人と会話できないことはありませんし、真っ当な人間として生きている方も多くいると思います。ただし、男子校女子校に属することで発生する悪影響の大きなものがこれなのではないかと思います。何せ自分自身が経験したのですから。

 

 人生は一度しか無いので、学校選びというものが案外今後の人生に大きく関わります。そのため、そこが本当に自分の行きたい学校なのか徹底的に調べたり、周囲に相談したりして、最終的に「自分自身で」決断すべきです。自分の人生を決めるのはあなたなので。

 

 ごちゃごちゃしましたが、要は私は男子校を選んで大失敗したな、失ったものは大きかったな、という話でした。ただ、その結果今居る大学に入学して様々な経験をし、徐々に人間性を取り戻し、結果としてこの大学に入ってよかったなと実感しましたが、その話はまた今度…。

 皆さんの男子校女子校エピソードや共学の人から見た男子校女子校出身者の特徴など、今回の話にまつわるものも知りたいなと思うので、もしよかったらコメントしてください。

 

 よろしければ前の雑記もご覧ください。それではまた。